フィリピン実習生とアレコレ

フィリピン技能実習生にまつわる雑感です。現場から見た外国人労働者との関わり、特定技能ビザの問題についても記します。

イタリア人とフィリピン人

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私にも娘がいるが、フィリピンの男だけとは結婚させたくないと思う。

何せそこらへんにいるフィリピン人の男といえば、飲む打つヤルの三つしか取り柄がないと言ってもよい。

フィリピンで働いていた際、現地企業の日本人の中では「フィリピン人を雇うなら女→オカマ→男の優先順序だ」と言われていた。男は働かないことで有名なのだ。

ちなみにフィリピンで現地企業を訪問すると、女性の比率が多いことに驚くだろう。工場はともかく、オフィスワーカーなんて本当に女性ばかりで、ちらほら混ざる男はオカマだったりする(笑)。

国際調査機関による男女平等ランキングでフィリピンは先進国に混ざって9位(日本は104位)なのだが、これは単純に男だけでは国が破綻するからだと思う。

なにせ、ひ弱な男が多い。他のアジアの国と比べても、「男は我慢」みたいな考えは存在していない。ニートやヒモの比率を日本やベトナムなど他の国と比べたら、10倍はくだらないはずである。
 そもそも歴史上、スペインやアメリカといった侵略者にことごとく負けて占領されている。男が戦うと必ず負ける国なのだ。
 
そのクセ、他のアジアの男に比べて得意なことがある。
 
女性を口説くことだ。
 
何せあちらのスタイルはオンナは押して押して押しまくれ!という単純なもの。また、ラテンの国なので、女は言い寄られてナンボ、男は口説いてナンボなのだ。
 昔、男性が女性を口説く時は、女性の部屋の外でギターを弾きながら歌を歌うのが伝統だったという。なんというかだいぶ他のアジア諸国とはちがうラテンの国。ロマンティックである。
 しかし、とにかく口説く努力は本当に頭がさがる。日本に来ても電車の中でも、スーパーでも美人と見ればこまめに声をかける。綺麗な女性に会うと挨拶の次に、「独身デスカ?」と聞くくらいである。口説いてる女性へのメールなんて仕事そっちのけだ。

こういう点を指して、「アジアのイタリア人」と呼ぶ人もいる。

従って我々が実習生として男性を面接する場合は10倍ぐらいの候補者から1人選ぶことで日本に通用する人材を選抜している。5倍では到底足りない。
 
ただ、最後に少し擁護すると、以上の話はあくまで一般的なフィリピン国内の男に限る。

海外で働いているフィリピンの男は実にマトモな人が多い。なにせ英語ができるので、数少ない真面目な男は世界中で引く手あまただ。
私の知っている限りでもデンマークの大学で数学の研究者をしている人や、アメリカの一流銀行のシステムエンジニアがいる。成績トップの男性は欧米の大学や企業で活躍し、落ちこぼれが国に残る。まさに頭脳流出の見本である。

海外で歓迎されるのは英語力だけではない。総じて人柄が良いのも特徴である。例えば、世界中にチャイニーズマフィアはいるし、アメリカではベトナムマフィアがやばいと聞いたことがある。しかし、フィリピンマフィアというのはほぼ聞かない。民族的に非常におとなしいのだ。
 
日本で外国人労働者といえば治安悪化を懸念する声が上がる。従って大人しく、組織犯罪と無縁のフィリピン人は最適だ。上手に選抜することでより日本社会に溶け込める人材が眠っている国と言えるだろう。