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フィリピン実習生派遣とアレコレ

フィリピン技能実習生派遣にまつわる雑感です。外国人労働者との関わり、アジアビジネスについても記します。

犯罪の種類その2

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先日東大阪の不動産会社を回っていると面白い話を聞いた。

 

近畿大学の近くに有名な精神病院があるのだが、日本の精神病患者は、完治するしないに関わらずしばらく経ったら病院から出てくる。その元患者を集めたマンションがあるというのだ。

不動産会社からみたら、家賃の取りっぱぐれがないので、割り切ってそういう物件を作れば商売としては都合がいいらしい。だが、こういう人を固めれば当然治安は悪くなる。少なくとも私は住みたくない。

 

うつなど精神病は誰でも申告すれば基本的に認めてもらえるので、生活保護目当てに申請する人もいる。また、病院や患者の後ろに共産党などが後ろにいるので、大阪の生活保護はゆるい。

 

とはいえやはりガチの病人は怖い。事実、元患者同士の殺人事件や、近大の女子学生が抱きつかれるなどのトラブルも起きているという。

 

村八分」に代表されるように 異質なものを認めないのが日本の社会。とはいえ、昔はどこの町にも何の仕事をしているかわからないおっさんがいたが、祭りや農繁期には単純労働者としてコミュニティから重宝されていたと聞く。

 

 つまり、能力の極端に低い人でも存在価値を認め、受け入れてくれる「のりしろ」「寛容さ」みたいなものが昔の日本にはあったように思う。

 

そもそも、人間の能力はばらつきがある。天才がいるようにどうしようもない人は必ず存在する。「決まった時間に決まった作業をできない」とか「会話が極端に下手くそ」という社会不適応者は昔からたくさんいたはずなのだ。

 

だが、これらの人は皆、今は「障害者」だ。いわばレッテルを貼り、普通の社会には入れなくしているのが日本だと思う。

 

フィリピンはその点違う。「異常があるのが正常」というのがこの国だ。なにせ国民の大多数は時間は守らない、金は返さない、仕事だって全人口の8割ぐらいがいわば非正規雇用だ。

 

だから、できないことに対して寛容。例えば、金を借りたまま返さなかった奴が平気な顔でパーティーに参加してくる。そんな奴を見ても、皆「しょうがないよね」で済ませてしまう。他人のミスは指摘しない。寛容こそ是というのが文化だ。

 

この国が発展しない理由もそこにある。だが、軽度の障害者(変な人)が犯す、理解不能の犯罪はほとんどないのだ。「金がないから奪った」という単純な背景ばかりである。

 

前回書いたように、日本で起きる理解不能の犯罪は、この「社会におけるのりしろ」のなさに起因しているように思う。

 

資本主義の価値観においてフィリピンは劣った国だと思う。しかし、今、日本が求めているのは低成長ながらも安心して住める社会ではないのか。そう考えた時にフィリピンの寛容で優しい文化やコミュニティのあり方には学ぶべき点があると私は思うのである。