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フィリピン実習生派遣とアレコレ

フィリピン技能実習生派遣にまつわる雑感です。外国人労働者との関わり、アジアビジネスについても記します。

国別舌の偏差値(その1)

 

フィリピン実習生を紹介すると、必ず「フィリピン料理ってあるの?」と聞かれる。

 
「国としてまとまらないうちに、飯のまずいアメリカやスペインに占領されたので、まともな食い物はありません」というのが私の答えだ。
 
基本、肉+油+コメの三点セットで野菜などない。味付けも単純で、はっきり言ってまずい。
 

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↑これはフィリピンで大人気のチキンバーベキュー店の看板メニュー。
 
ちなみにここは珍しく味付けは美味しいのだが、ご覧のとおり野菜はまったくない。また、基本的にお茶を飲まないのでコーラを飲みながらこれを食べる。だからフィリピン人は60歳前後でバタバタ死んでいく。
 
アフリカではデンプンを蒸した練り物みたいなヤツを手づかみで食べているのをテレビでよく見る。深く考える文化がないため、何百年たっても食物が進化していないのだろうが、それに近い。アジアのアフリカ料理みたいな感じである。
 
手間をかけてでもより美味いものを食べたいという欲求は、その国の文化レベルと連動している気がする。長い王国があった中国や、芸術などで注目されるフランス、イタリアの料理が世界を席捲しているのはその証左といえる。
 
もちろん、近年は我らが和食のブームも凄まじい。アジアに行けばどの国でも韓国人や中国人がヘンテコな日本料理屋を営んでいるが、あれは和食のほうが中韓の料理よりも金を取れるからだ。
 
グルメ旅行の舞台にもなる韓国、タイ、ベトナムなどは総じてレベルが高いが、フィリピンやインドネシアでは独自の料理自体あまり知名度がない。
 
私は自分が管理していたベトナムとフィリピンをよく比較するので両国の味覚というか、食の関心の違いに驚くことに多い。
 
例えば、先日富山県にフィリピン人実習生を配属したのだが、受け入れ企業さんがご当地名物の梨をプレゼントしてくれた。ウェルカムフルーツだ。
 
 
梨を初めてみるフィリピン実習生たちに皮を剝くよう教えてみたら・・
f:id:pinoyintern:20150915195809j:plain↑こうなった。種の部分を取っていない。
 
聞けばあちらでは皮も種も「ビタミンがある」とか言って飲み込むのだと言う。
 
栄養はそうなのだろうが、我々から見たら少しでも美味しく食べるための一手間をしないとしか見えない。一言で言えばめんどくさいのだろう。
 
この点、中国とフランスという二大料理大国の薫陶を受けたベトナムは違う。なにせ日本に来る爆買観光客が一番喜ぶアクティビティは果物狩りといっても良いくらいなのだ。(続く)