フィリピン実習生とアレコレ

フィリピン技能実習生にまつわる雑感です。現場から見た外国人労働者との関わり、特定技能ビザの問題についても記します。

フィリピン人面接での注意点(その二)

前回の続き

面接は非常に難しいので、100%はない。しかし10年もやっていれば何かしら法則らしきものが見えてくる。少なくとも地雷はある程度読めるようになってくるのも事実だ。

 

 

フィリピンでは小金持ちはダメ、野獣レベルのド貧困層もリスクが高いという話を前回したが、

ではどういう人物が良いか・・・というと、狙うべきはハングリーでありながら上位10%の優秀な人材である。

 

フィリピンの大家族ではブレッドウィナー(Breadwinner)と呼ばれる稼ぎ頭がいることが多い。だいたい長女だったりするのだが、こういう頑張り屋さんが必死でボンクラな兄弟を養うのが典型パターンである。

 

具体的にいうと、親に頼らず(=貧乏子沢山で頼れない)働きながら大学を出るような苦学生や、海外で長年頑張り、学費や生活費をせっせと家族に送金するような人物である。

 

フィリピン人の良いところはこういう優秀な人物に性格の良い謙虚な人が結構いることである。

 

周りはどうしようもない奴ばかりなので性格が歪みそうなもんだが・・・。不思議に思う時があるので私はこういう人たちに「なんでその環境で、そんなにいい性格に育ったの?」と思わず聞いてしまう。中国やベトナムは、これと比べて仕事ができても性格の悪い奴が多い気がする。

 

 

ちなみに実習生受け入れ先の社長に馴染みのフィリピンパブのおばちゃんがいて、「うちの弟を雇って!」と頼み込まれるケースが多々ある。

 

上記の法則からいうとこれはやめた方が良い。

 

なぜなら日本でおっさんにセクハラされながら飲み屋で働くおばちゃん(最近は新規ビザが厳しくなったので、フィリピンパブにはおばちゃんしかない)はまさにこの一家の稼ぎ頭が多いからだ。

 

翻っていうと他の家族は送金でのうのうと暮らすクズばかり。よって、おばちゃんにほだされて弟を雇ってみたらどうしようもないバカだった、というのはあるあるなのだ。特に大兄弟の末っ子はぼーっとしたダメ男が多いから注意が必要だ。

 

最後にフィリピン独特の注意点がある。それはオカマチェックだ。

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フィリピンはあまりよく知られていないがオカマ率は異常に高い。学校のクラスには3-5匹は必ずいるのが当たり前。聞いた話だが、イケメン&高身長でお金持ちの子息が多い客室乗務員男性の4割はゲイらしい・・。

 

 

わかりやすい奴なら面接ですぐに排除できるが、隠している奴が危険だ。私は過去、男を演じる隠れオカマを2度ほど受け入れて往生したことがある。

 

実習生は相部屋の寮生活なのだが、夜な夜なセクハラされる同僚から苦情が来るのだ。これとは別に「オンナとして扱ってくれない」と訳のわからない文句を言って勝手に帰国したオカマもいた。テメーは面接で男だって言っただろ!

 

また、フィリピン人によると、「オカマは伝染する」らしい。味を覚えて宗旨替えされようもんなら、寮内で色恋沙汰のトラブルが増えかねない。

 

これは女性も同じで、知り合いでタイ人女性を受け入れている会社があるが、レズビアン(タイも多い)が数人紛れ込んだせいで寮がハーレム状態になり、大変なことになったらしい。

 

LGBTをもてはやす昨今の風潮なぞ糞食らえである。こちらは仕事で受け入れるのだから、余計なトラブルは御免被りたい。

 

無職のプータローが多いフィリピンでは。ブサイクでも定職さえあれば女には困らない。独身で彼女のいない男性候補者をみたら私はオカマチェックをオススメする。