2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
外国人の派遣をしていると、海外への輸出や進出のお手伝いさせていただく機会にも恵まれる。お客様の中にはベトナムに毎月コンテナを何本も出すまでになったり、フィリピンへ図面のアウトソーシングを始めた方もいらっしゃる。 65歳以上が4人に1人という…
(前回の続き) 水道すらない過酷な環境からきた外国人実習生が、まるで無人の街のように静かで秩序立った日本の住環境を理解できるわけがない。 しかし、入国後はオリエンテーションでゴミ捨てなどルールを各組合は指導している。意外に思われるかもしれな…
外国人を雇う際、トラブルになるのが社員寮、つまり住居だ。外国人実習生制度は、国の規定により雇用主が住居を用意する義務がある。 だが今時社員寮なんか持ち合わせている会社は少数だ。99%の企業が民間のアパートを借りあげて実習生を住まわせることに…
昔、フィリピンで仕事をしていた時、今は亡き祖父から「南方ボケに気をつけろよ」と言われたことがある。祖父は戦時中、海軍整備兵としてパプアニューギニアのラバウルに駐屯していた経験がある(しかし、よくあんなとこにいったもんだ。当時の日本人はすご…
東南アジアの歴史を見ていてどうしても解せないことがある。ポルポトによるカンボジアの大虐殺だ。 1970年代、ポル・ポト率いるクメール・ルージュと呼ばれる共産主義政権がカンボジアを支配した。彼らは800万人いた国民のうち200万人を虐殺したと…
前回からの続き。 さて、話が少しずれたが、フィリピン人は外人が上に立つことに抵抗はない。 それが白人であれ、中国人であれ、日本人であれである。 他国に比べ、反骨精神が弱く向上心も低いのだ。フィリピン人の実習生でなかなか優秀な人物がいても、「リ…
フィリピン人は「Crab mind(カニ根性)」と呼ばれる気質がある。 蟹を丸いカゴに入れると、お互いの足が邪魔になって外に抜けだせなくなるらしい。足を引っ張り合って貧困から抜け出せない彼らの状態を表現した言葉だ。 実際に仲間内で差をつけられることを…
前回の続き、 ベトナム人受け入れ最大のリスク「万引き」について前回述べた。 このテーマについて語ると、必ず「賃金が安いから犯罪に走るのだ」などと馬鹿なことをいう人が出てくる。また、ベトナム人はずる賢いので、捕まると同情を誘うため「生活が苦し…
前回からの続き。 さて、万引きがベトナム実習生受け入れの大きなリスクと前回書いた。 それを解説する前にまずはこのニュースを見てみよう。 日本警察、ベトナム航空CAに逮捕状、盗品密輸に関与の疑い - 社会 - VIETJO 日刊ベトナムニュース 2014年に万…
私はベトナム実習生の管理もやっていたので、事業立ち上げの際は派遣も当然考えたが、やめた。今紹介するのはフィリピン一本である。 ベトナム実習生は2014年の統計によると前年比80%以上も増加している。ものすごい人気である。今年の入国数はさらに…
先日ミャンマー実習生を入れていた組合から話を聞いた。この組合は今ではミャンマーをやめてフィリピンに切り替えを検討しており、当社に相談が来たのだ。 今、実習生の派遣元として最も注目されているのはミャンマーかベトナムだろう。 上海や北京の工場労…
ぐーたらな警察が奇跡的に逮捕しても、結局犯人が釈放されてしまうというフィリピンの司法システムの問題を前回書いた。 だが、当然これに疑問を持つ人も出てくる。 フィリピン第3の都市ダバオ。ここの元市長で現副市長であるロドリゴ・ドゥテルテ氏は来年…
フィリピンは言われているほど危険ではない。特にセブあたりでは女性が旅行しても他のアジア諸国と変わらない程度の治安だと思う。 しかし、マニラの一部はやはり女性の一人旅なんて薦めない。特に80年代売春ツアーで有名だったマラテやエルミタの変なホテ…
先日東大阪の不動産会社を回っていると面白い話を聞いた。 近畿大学の近くに有名な精神病院があるのだが、日本の精神病患者は、完治するしないに関わらずしばらく経ったら病院から出てくる。その元患者を集めたマンションがあるというのだ。 不動産会社から…